- アトピーが慢性化して、何をしても痒みが体の中から出てくる感じがする・・
- さっき昼食を食べたばかりなのに、なんだかすぐ小腹が減ってしまう
- 甘いおやつについ手が伸びてしまう・・
- 食物アレルギーは無いはずなのに、ご飯を食べると痒くなりやすい・・
- 便秘のはずなのに、たまにお腹が急激に緩くなるときがある・・
こんな、病気とも呼べないような症状に悩まされていませんか?
アトピーの改善のためにスキンケアや健康的な生活を頑張っているのに、炎症や痒みは体の内側から出てきているような感じがしませんか?
もしかすると、あなたは「リーキーガット症候群」にかかっているかもしれません。
もくじ
「リーキーガット症候群」とは?
リーキーガット症候群とは(Leaky Gut Syndrome)のことを指します。略して「LGS」と呼ばれています。
リーキーガット症候群を訳すと、
Leaky=漏れている
Gut=腸の
Syndrome=症候群
という意味になります。このことから、日本語では「腸漏れ症候群」と呼ばれたりしています。
アレルギー治療の最新情報?!
この考え方ですが、実はまだ医学的にはきちんとした病名にはなっていません。あくまで症候群ですね。この情報は2013年ぐらいから日本でも知られるようになり、私は2017年の春に始めて知りました。
私が知った当時は海外のサイトが発信する情報のみしかありませんでしたが、2017年の夏頃から日本でも徐々に広まってきたように思います。もっと広まって欲しいな〜〜と切に願っています!
というわけで、一次情報を得るため、日本の受け売りサイトの情報ではなく、大元の海外サイトの情報をまとめていきたいと思います。
このサイトの運営者である「Dr.Axe」はアメリカの自然療法を扱う医師で、ハーブを使った家庭療法やホームレメディーなどのホメオパシー療法にも精通されています。
アメリカ最大級の健康情報サイトで、ひと月に1,500万人もの人がこのサイトを見に来ているんですね。
ここで紹介されているサプリ療法で、私自身が改善効果を上げているんですよ。なので信頼感バッチリですね。(^^)
さて、それでは早速リーキーガットのご説明です!
腸は最大の免疫器官!
体の免疫機能の約70%は、腸の働きが関係していると言われています。
「すべての病気は、腸からはじまる。」ギリシャの医学の父で、疫学の礎を築いた医師・ヒポクラテスの言葉です。
そもそも腸ってどんな役割を持っているの?というと、
- 食べたものの消化・吸収
- 不要なものの排泄を促す
- 人体に有害なものブロックして、体内に入れない
- 化学物質の解毒
- 腸の免疫細胞が外敵(細菌、ウイルス、カビなど)を排除
この通り、腸には役割がとても多いです!腸にかかる負担の大きさを証明していますよね。^^;
その腸がダメージを受けてリーキーガット症候群になってしまうと、色々な不定愁訴が起きるようになります。
リーキーガット症候群を疑うべき体の不調・7つ
リーキーガットが深刻化していくととんでもない病気になると言われていますが、
まずはその前段階で起こる、様々な体の不調を挙げてみましょう。
- 食物過敏症:
これが一番代表的な症状。未消化のままの食物が血中に取り込まれると「アレルゲン」として見なされ、アレルギー反応が起こります。 - 腸過敏性症候群(IBS):
これが次に多い症状。1と同じ原理で、緩んでしまった腸の穴に未消化のたんぱく質が入り込むことによって起こります。 - 自己免疫疾患(アレルギー症状):
小麦に含まれるグルテンが原因。腸の穴を緩ませたり、腸壁にへばりついて消化の邪魔をします。花粉症、ハウスダストアレルギーなんかがこの症状に当てはまりますね。 - うつ病:
これは緩んだ腸壁から重金属などが血中に入り込んで起こると言われています。うつ病は糖分の取り過ぎが原因であるとも言われ、砂糖を欲する事も、実はリーキーガットの特徴でもあります。 - 栄養失調:
沢山食べているのに痩せている等、食べたものを上手に消化吸収できない例がこれ。リーキーガットではビタミンB12、マグネシウム、亜鉛などが不足しがちになり、アトピー肌の不健康の原因になります。 - 皮膚の湿疹:
ステロイドやピルを使ったホルモン治療が原因で副腎疲労、またリーキーガットも引き起こすとされています。
ステロイドを塗ると皮膚の本来持っている免疫機能や自浄機能を阻害してしまうので、長く使う際には注意が必要です。 - 気分の落ち込み:
リーキーガットの主な症状の一つがこの「低血糖症」。砂糖はカンジダやその他のウィルスのエサになり、リーキーガットを加速させ、未消化のままの糖分が血糖値を早いスピードで上げます。
そして、急に上がった血糖値は上がった時と同じ角度で下がりますので、血糖値が急に下がると気分は落ち込みイライラしやすくなり、砂糖がもっと欲しくなります。
以上が、リーキーガット症候群の人に見られる代表的な体の不調の症状です。
もし、いくつか当てはまる事があるなら、要注意!!ですよ。
リーキーガット症候群の原因は?
原因は数え切れない程あるのですが、代表的なことでは、以下の4つが、挙げられます。
- ストレス:
内蔵機能が弱くなる - 現代の偏った食生活:
小麦・糖質の摂り過ぎ、ビタミンミネラルの不足 - 抗生物質や抗菌剤:
善玉菌が死滅し、カンジダなどの悪玉菌が増殖 - ピル、ステロイドなどのホルモン剤の使用:
腸とタッグを組んで解毒してくれる肝臓がオーバーロードし、無毒化しきれなかった毒素がどんどん溜まっていく
ざっと見てみても、これって割と・・・毎日のように起こっていることじゃない?
このように感じられる方も多いのではないでしょうか。
でも、こういった「ちょっとした不摂生」が続くことによって、結果的に腸内環境が大きく乱れてしまうことが原因というのが事実です。
つまり・・
結果的にアレルギーという慢性病になってしまっている・・・
ということですね。
リーキーガットの症状・おさらい
今回は、リーキーガット症候群についての基本的なお話をしました。
ざっと症状の特徴について振り返っておきましょう。
- 食物アレルギー(食物過敏症)
- 腸過敏性症候群
- 自己免疫疾患(アレルギー症状)
- うつ病、体重増加
- 栄養失調
- 皮膚の湿疹
- 気分の落ち込み
見て分かる通り、リーキーガットの症状の7つのうち4つの症状は「免疫疾患」なんですよね。
簡単に言うと、すべての始まりは腸の不調&過敏状態から始まる。
腸が過敏になっていると、体もどんどん過敏性になり、何を食べても・何をしていても「とにかく生きているだけで、息をしているだけで」アレルギー反応に繋がっていきますよね。
じゃあどうすればいいか?
アトピーが行うべき「リーキーガットの治療法」は・・
- 傷ついた腸内細胞を修復したり、悪玉菌を抑制してくれるサプリを積極に摂ること
- 続けると、皮膚がどんどん強くなっていき、次第に搔き壊しも少なくなります。
- 腸壁が修復されると異物が体に入り込まなくなります
- 血中の悪玉菌が減り、内側からボツボツと炎症が湧き出るスピードが遅くなってきます。
この変化を見ながら、サプリ療法をどんどん進めていくこと。最後には綺麗な肌を取り戻せるかもしれません。
詳しくは、以下の記事でまとめていますのでぜひご覧ください。
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今回はここまでです。
あなたのサプリ選びのお役に立てたら嬉しいです!^^