このサイトではいくつか【リーキーガット症候群】の気になる症状や、対処方法、改善できるサプリについてご紹介していますが、どこかの病院でちゃんと検査はできないのか?とギモンを持った方もいらっしゃると思います。
そこで、今回は、病院でリーキーガット検査を受けてみたい人に向けて、以下の【3つのポイント】をメインにまとめてみたいと思います。
- リーキーガットを検査できる病院
- 病院で行われている検査内容
- リーキーガットの検査、治療に必要な費用
まずは【リーキーガット症候群】とは何か?についてご存知ない方のために、さらっとご説明します。
※不要な方は、目次から知りたい項目へ進んでください。^^
もくじ
30秒で分かる!リーキーガット症候群(LGS)とは
リーキーガットってどんな症状?
リーキーガット症候群(LGS)とはこんな意味。
- Leaky=漏れている
- Gut=腸の
- Syndrome=症候群
日本語では「腸漏れ症候群」などと呼ばれています。
リーキーガットが起きる原因は?
リーキーガットは、「乱れた生活習慣」や「ホルモン剤の使用」などで腸内環境が悪化することで起きるとされています。
原因は以下の通り。
- ストレス
…内蔵機能、副腎機能が弱くなる - 現代の偏った食生活
…小麦(グルテン)や糖質の摂り過ぎ、ビタミンミネラル不足、食物繊維不足 - 抗生物質や抗菌剤
…善玉菌が死滅し、カンジダなどの悪玉菌が増殖 - ピル、ステロイドなどのホルモン剤の使用
…体の解毒機能がオーバーロードし、無毒化できなかった毒素がどんどん体に蓄積する
リーキーガットの代表的な症状7つ
リーキーガット症候群になると自覚する、代表的な症状は以下の通り。多いのでざっとご紹介します。
①食物過敏症、②腸過敏性症候群(IBS)、③自己免疫疾患(アレルギー症状)、④皮膚の湿疹、⑤うつ病、⑥気分の落ち込み、⑦栄養失調
もっときちんと「リーキーガット症候群(LGS)」のことを知りたい!というアナタはコチラからどうぞ。
慢性化したアトピーは「リーキーガット症候群」のサイン?7つの症状と原因は?>>
つまり、リーキーガットとは…
①腸内環境が悪化して起こる
②食物過敏症やアトピーなどの
アレルギーを引き起こす原因となる
テレビや雑誌で言われている「腸内環境は免疫機能のカギ」って本当なんですよ!
アトピーはリーキーガットの影響をバッチリ受けます。
アトピーは皮膚疾患ではなく「免疫疾患」、つまり体の内部の病気なので、内部からのアプローチは必須。
では次に、病院でリーキーガット検査の【3つのポイント】を順番にご紹介します。^^
リーキーガット検査の3つのポイント
リーキーガットはまだまだマイナーなので検査できる病院が少ないのが難点ですが、情報公開している病院がわずかにあるのでそれを参考にまとめていきますね。
- リーキーガットを検査できる病院
- 病院で行われている検査内容
- リーキーガットの検査に必要な費用
リーキーガットを検査できる病院
Google検索で出てくる病院をリサーチしてみて、特に「リーキーガット症候群」について治療実績のある(ように見える)病院をピックアップします。
検索してすぐに出てくるのは、やはり東京にある病院がほとんどで、関東圏の方なら通いやすいのではないかということで、東京都内に絞りました。
関連
全国のリーキーガット検査ができる病院は、こちらのページをご参照ください。リストが載っています。
ただし、どこの病院のホームページを見ても「検査はできるものの、実際の治療実績は公開されていない」というケースがほとんどでした。
本当に治療がなされているか?どんな実績があるのか?は不透明なので、行きたい病院があったらピンポイントで評判を調べてみることをオススメします。
あとは、リーキーガットって生活習慣病みたいなもので症状がアトピーに限らず多種多様なので、アトピーも診てもらえるかもポイントですね。
なので、以下の観点から判断し、良いと思った病院を順にご紹介していきます。
- 「アトピー性皮膚炎」として症状が出ているリーキーガットを治すプランがあるか?
- 患者の気持ちや悩みに則した治療方針をとっているか?
- 事前に治療内容が分かるような情報開示がなされているか?
※今回は私の主観で選んでいます。
最近テレビでも雑誌でもひっぱりだこの「溝口病院」もチェックしましたよ〜!
①宮澤医院(東京都渋谷区)
【病院の情報】
公式ホームページ:http://rootcause.jp/
葛飾院:東京都葛飾区堀切2-13-9
表参道院:東京都渋谷区神宮前4-11-6 表参道千代田ビルB2
原宿院:東京都渋谷区神宮前6-29-3 原宿KYビル10階
【Good ポイント】
検索ではあまり上に出て来ないのですが、この病院は情報開示をきちんと行っています。
「アトピー性皮膚炎」の治療実績が数件あり、実際に行った治療のモデルケースとして公開されています。
ちなみに、院長の宮澤先生はサプリ療法に関する書籍を出版していますので、サプリ療法を知りたい方はこれを読むのもオススメです。
私もこの本を持ってますが、すごく分かりやすいですよ。^^(医者が教える「あなたのサプリが効かない理由」-Amazon>>)
他にも、リーキーガットについて詳しい情報が公開されており、とても参考になります。
実際に、私もアレルギーの対処法をこのサイトで参照させていただくことも多かったです。
【NG ポイント】
病院があるのが葛飾、表参道、原宿の「都内3箇所」で、医師が5名いるという、ちょっと特殊な病院です。
医師5人のうち、アトピーに詳しそうな医師は2名。
他の3名は、うつやADHD、自閉症の方に精通されているようです。
アトピーに詳しい2名の医師は「表参道院のみ」で診療されており、
1名は火曜日、もう1名は水曜日しか診療していないため、通院スケジュールに制限が出て来そうです。
【総合点】
スケジュールが限られますが、アトピー治療の経験だけで言うと、他院より多そうに見えます。
やはりアトピーに詳しい医師がいるのは高ポイントです。
②新宿・溝口クリニック(東京都新宿区)
このクリニックはもうTVでおなじみの「溝口院長」の病院ですね〜^^。テレビでは「オーソモレキュラー療法」などと呼んでいますね。
【病院の情報】
東京都新宿区新宿2-3-11 御苑前311ビル5F
公式ページ:http://www.shinjuku-clinic.jp/
【Good ポイント】
検索で1番上に出て来ます。立地も新宿と良いです。
【NG ポイント】
診療内容が「精神疾患」寄りです。「アトピー性皮膚炎」については軽く触れられているだけです。
そのため、検査データは出せても、検査結果をどう捉え、治療していくのか?というプランや、治療の経験が不十分の可能性があります。むしろそこが重要だと推測していますので、治療方針がアトピーにはぼんやりするかな?っていうリスクはあります。
【総合点】
治療プランには疑問が残りますが、診察費用や料金について具体的な情報がサイトに公開されているため、他院と比較しやすく、納得の上で治療に臨めるでしょう。
内科は一部、保険診療も行なっているようですので、費用が気になる方はコチラを検討されても良いかもしれません。
③ナチュラルアートクリニック(東京都千代田区)
【病院の情報】
東京都千代田区六番町6-5 アンドロイドビル2F
公式ページ:http://naturalartclinic.com/
【Good ポイント】
補完代替医療と呼ばれるものを複数駆使して、患者に合った治療法を提案します。
採用している補完代替医療には栄養療法(オーソモレキュラー、サプリメント療法)、機能性医学、点滴療法、食事指導、天然ホルモン治療、水素療法、天然ハーブ治療、キレーション療法(デトックス)、アーユルヴェーダなど。
院長ご自身が軽いアトピーで悩まれたことがある、という点も、ご経験からの判断ができる良い点だといえます。
【NG ポイント】
ここも「精神疾患」寄りです。
また、セミナーの開催などもありますが、登録した人のみの「ちょっと閉ざされた世界」。
デトックス療法やアーユルヴェーダなど、ちょっとマニアックな療法を取り扱っています。ちょっと民間療法・スピリチュアルっぽいような印象を受けます。
【総合点】
治療プランにはこちらも疑問が残ります。ナチュラル療法に傾倒しているのと、料金表が少し分かり辛いのも疑問です。
また「診察料が分単位でチャージ」され、これは精神疾患を扱う心療内科で行われているチャージ方法。
なので「アトピー向けではない」感じ。
ただ、ナチュラルな療法にどうしてもこだわりたい方、自分のアトピーはストレスによるものが大きいと感じているような方、スピリチュアルな治療方法を探している方、または資金が豊富にある方は詳細を見てみてもよいかもしれません。
補足)まだまだ治験の少ないLGSの病院選びのポイント、考えられるリスクは?
ここでは上位に入っている病院をリストアップしました。
現段階で「アトピーに対して一番良さそうなプランを提案してくれそう」なのは宮澤医院かな?という印象を受けましたが、長く続くアトピーってストレス性のものもあったりするので、人それぞれだと思います。
こうして各病院の詳細を見てみると、検査内容はほとんど似たようなものですが、病院選びのポイントはきっと
- 検査結果のデータを正しく読み解けるか?
- そして、それを治療プランにどう活かしていくか?
になってくるかと思います。
データは素晴らしくても、使う側によって良くも悪くもなるものなので、やはり医師選びは重要でしょう。
さて、次は検査の費用です。
病院で行われているリーキーガット検査の内容と費用の例
リーキーガット検査の費用は自費診療となるため、調べてみると病院により様々です。
ここでは一番アトピーの治験を公開している「宮澤医院」の公式ページに掲載されている内容を元に、
「実際にはどんな問診・検査があって、結果的にどのくらいの費用がかかるのか?」をざっくりと計算してみましょう!(あくまで憶測です!)
宮澤医院で実施されている診療と検査
■問診と診察内容:
食事内容、便の性状、既往歴、胃腸の運動状態を診察。
■検査内容:
食物アレルギーIgG検査、総合便検査、ゾヌリン検査
参考:http://rootcause.jp/category/immune/atopicdermatitis
診療にかかわる費用
■初診にかかる費用:
・初診代:32,400円(通院する医院を変える場合は都度かかる)
・検査代:17,000円〜(血液、尿検査、毛髪検査等)
・その他検査内容により2〜3万円ずつ追加
・検査データ解析:21,600円
初診合計:71,000円〜
■4週間後の再診ごとにかかる費用:
・再診代:5,400円
・サプリ治療費:1ヶ月あたり 20,000円〜50,000円
再診1回ごとに:25,400円〜55,400円
※効果が十分に出るまで1〜3ヶ月ごとに通院
参考:http://rootcause.jp/naiyou/flow
さすが自由診療。高いですね・・(;;)
初診では71,000円、その他必要な検査があると1万円単位で高くなります。
サプリ代は1ヶ月あたり2万〜5万円
もうお気付きの通り、リーキーガット検査は検査するだけで終わりではなく、それを専門医が分析し、その結果に即したサプリ治療を行うのがメインです。
【検査してみて分かったから、ハイ終わり!】とはいかないわけですね。
本当に治るまで通うとすると、一体総額はどれくらいになるのでしょうか?
人により経過が異なるので結果的にどのくらい通院すればよいかは未知数ですが、ご参考までに抜粋させていただきますね。
リーキーガットの検査と治療に必要な費用の例
■治療モデルケース:
36歳女性、独学でサプリを利用したリーキーガット治療から受診、検査、治療した場合
・幼少期からアトピーで、ステロイド内服のためカンジダ症発症
・乳酸菌サプリで大分よくなってからの受診
■治療経過:
治療内容
・血液検査、便検査、コルチゾール検査を実施
・歯に金属の詰め物が沢山あり、歯科にて除去
・皮膚科にて脱ステロイド、抗真菌薬を処方
治療経過
・1年6ヶ月で軽快し、復職した。
この36歳女性の方のケースは「1年6ヶ月で軽快」とあります。
初診から6ヶ月の間に7回通院されているようですので、サプリが最低限だったと仮定して概算してみると、少なくとも
初診71,000+再診5,400*6+サプリ20,000*6=223,400円
という費用がかかった可能性が高いです。
最初の半年で22万円ですって・・。
さらに1年間通院しているので、この間もサプリ治療は行われたと思われます。実際にかかった費用は倍以上かも?また、症状も「軽快して復職」とだけあるので、軽快した後も何度か通院する事があるかもしれません。
この1年にかかったと思われる金額は、最低額でもサプリは1ヶ月20,000*12+3ヶ月毎に再診5,400*4+=261,600円。
このように総額となると50万となり、かなり高額!!
もしサプリ代が毎月5万だったなら、差額は30,000*18=540,000となり、
リーキーガット治療の総額は100万円オーバーに!!
まだまだ自由診療の分野なので、この位するのが当たり前なのでしょうか?
うーん!シビレますね〜。
なんか、心臓がギュってなりません?
そもそも私の近所には、検査を受けられる病院が1件も無いという・・・(^^;
ええと、ここまででやっぱり感じたのは「自分で検査して解決できるなら、それがよくない・・・?」って事ですが、私だけでしょうか。
リーキーガットの検査・一応まとめておきます
なんか・・・今回のリサーチ、意味あったのだろうか?!?!?!?
(@@;;;;
どこかの誰かの参考になればと思い執筆しはじめた今回のリサーチでしたが、着地点があやふやなものになり・・・ちょっと後悔しています^^;
(まぁ、でも、気を取り直して)今回リサーチした内容をざっと振り返っておきましょう!
- まだまだ「リーキーガット」を検査できる病院は少ない
- その中でも更に、アトピーに詳しい医師を探す必要がある(普通は心療内科としての色が強い)
- 自由診療のため、治療代が高額になる(初心で10万、治療を重ねると50万、100万の可能性)
- とにかくすべての検査費用が2万、3万といちいち高額
- 実際に検査をしたとしても、それを正しく読み解くためには、専門の医師による分析が必要で、それにはもっとお金がかかる
こんなところでしょうか。^^
リーキーガット症候群は「あくまで症候群」。
病気として認定されていないため、日本では保険診療適用外です。
今回ご紹介した病院はきちんと医師が診察をする「医療機関」ではありますが、基本的に自由診療なのでどちらかというと民間療法に近いような感じですね。
(そもそも保険適用がなく初診料に10,000円取る時点で民間療法色は強いですが^^)
というわけで、「病院でリーキーガット検査を受ける」というのは非現実的である!という残念な結果となったのですが・・・
タダじゃ起きないのがアトピママ流です!
調べました。コレ
↓↓↓
リーキーガット検査を受けるなら、「ネット検査」!!
病院で検査を受けなくても、ネットで「検査キット」を注文する方法がありましたー!!!
病院でできる検査すべてとまでは行きませんが、少なくとも「遅延型食物アレルギー」や「ミネラル検査」についてはネットで検査することが可能なんだそうです。
遅延型食物アレルギーもミネラル不足も、どちらもアトピーの要因となり、リーキーガットが原因で起こるといわれていますからね。^^
なので、サプリや生活改善をしてもなかなか症状が変わっていかない場合や、病院で受けるほどでもなぁ・・・なんて迷っているなら、検査キットから挑戦してみるのも手ではないでしょうか。
なお、うれしいことに生後6ヶ月からでも受けることが可能!!!なので、今やっている食事療法やサプリ療法が適しているか不安な方はぜひコチラの記事もチェックしてください。
ちなみに、毛髪ミネラル検査を受けるなら、今回ご紹介した宮澤医院の医師の著書を先に読むとよいです。
内科で受けるような一般的な血液検査から栄養不足を読み解く方法が載っています。
当サイトでご紹介しているサプリも、1つずつ試してみてくださいねー。^^
あなたの細胞は、こうしている間も常に、あなたの体が良くなるように働いてくれています。
アトピーもその一部です。
【体に良いことは何だろう? 何をすれば改善できるんだろう?】
そのヒントはこのサイトで更新しています。
参考になりましたら幸いです。
今日はこんなところで。^^