近頃、アトピーやアレルギー持ちの間で徐々に知られつつある【リーキーガット症候群】。
リーキーガットで腸内環境が乱れることが原因で、アレルギーやアトピーなどの慢性症状が起きるという考え方で、アメリカではカリスマドクターがインフルエンサーになって広めていることで有名になってきました。
日本では【腸漏れ症候群】という名前でじわじわ知名度が上がってきているようです。
リーキーガットはあくまで症候群という「考え方」であって、「病名ではない」のですが、間違いなく、菌活の派生版としていま超・ホットなヘルスケア法。
そんなリーキーガットに対策したい人のためのサプリ・・・といえば「L-グルタミン」です。
今回はリーキーガット&アトピーを同時にケアできる【L-グルタミンの働き】について解説します。
※「L-グルタミン」のはたらきについての解説になります。すでにL-グルタミンのことをご存じで、おすすめサプリを知りたい方はコチラの記事の方へどうぞ。(^^)
>【アトピーのリーキーガット対策】L-グルタミンサプリおすすめメーカー「Now Foods」詳しくご紹介します
※当サイトでは「L-グルタミン」と記載していますが、商品名によって「Lグルタミン」「グルタミン」等と記載されることがありますので、お間違いのないようにしてください。^^
「now社のL-グルタミンサプリ」は腸壁修復に必要なタイプのグルタミンですのでご安心ください。m(_ _)m
もくじ
リーキーガット症候群の治療は「L-グルタミン」がメイン
リーキーガット治療のメインは「L−グルタミン」というサプリを毎日摂る事です。
コスパ良く・飲みやすい・続けやすいと3拍子揃っている成分なので、私もこのNOW Foodsの1,000mgのものを飲みはじめ、お腹の調子が上向きになるのを感じました。^^v
ちなみに、1日1,000mgで調子が良くなったのですが、アトピーが良くなった後に、一度、1日500mgに減らしてみたところ、効果がいまいち分かりづらかったので結局1,000mgへ戻っています。
それでは解説を始めます♪
「リーキーガット症候群」とは?アトピーとどんな関係がある?
リーキーガット症候群のこと、もっと良く知りたい!という方のために簡単に説明しておきます。
●リーキーガット症候群(Leaky Gut Syndrome)とは…
- Leaky=漏れている
- Gut=腸
- Syndrome=症候群
のこと。冒頭でお伝えしましたが、日本語では「腸漏れ症候群」と呼ばれています。
ストレスや現代の食生活(小麦・糖質の摂り過ぎ)、また抗生物質や抗菌剤、ピル、ステロイドの使用などによって善玉菌が死滅してしまい、悪玉菌が増殖し、腸を攻撃。大きな穴がボコボコと空いてしまいます。
そしてこの壁に穴が空いて大きくなると、普段は腸壁を通れないはずの異物(アレルゲン、ウィルス)が血中に"漏れていき”、血流に乗って体のあちらこちらに到達。
結果的に、鼻が弱い人は鼻炎に、肌が弱い人はアトピーになっていってしまい、慢性化して治り辛くなっていきます。
ほかにも、リーキーガット症候群は偏頭痛や不眠、腸過敏症の原因になっているとも考えられています。
関連: 慢性化したアトピーは「リーキーガット症候群」のサイン?7つの症状と原因は?
カンジダ菌は本当に厄介です。
本当に、厄介なんですよ・・・カンジダは。いつも空気中や私たちの肌の上、どこにでもいる普通の菌ですが、ステロイドを塗って免疫力が落ちたり、かきこわしてグジュグジュになったところに、繁殖し、肌や粘膜の内部まで入って巣をつくります。
体内の消化管に繁殖しますので、腸内や食道、口の中にも繁殖することがあります。口腔カンジダ症、腸カンジダ症などが主な例です。
食事療法だけではカンジダ撲滅は難しいのが難点なので、カンジダ症が疑われる場合は、対策用サプリをみっちり飲むことが必要とされています。
私は3年、食事療法だけで何とかしようとしましたがズルズルと悪化してボロボロになりました・・・。
あなたは同じ道は通らないで頂きたいので、始めからサプリをおすすめしてます(^^;
私は、アトピーがひどい人はまず乳酸菌サプリで状態を良くしてからビオチンサプリをプラスすることをオススメしています。
私自身が、そうやってスムーズに改善していったので・・・。
(効果には個人差がありますので、体調をみながら取り組んでください。)
乳酸菌サプリ・ビオチンサプリのメリットですが、乳酸菌サプリは悪玉菌を抑えて腸内環境を良くします。ビオチンはお肌を強くするとともに、善玉菌を応援する効果が期待できます。
でも、リーキーガットになっている場合にこの2つでは決定的に足りないモノがある。
それが、腸壁の修復をサポートする栄養素。
これが肝心なポイント!この「腸壁を修復をサポートする栄養」を手に入れたら、リーキーガット状態の腸を修復でき、毒素が血中に入ってこれなくなります。
毒素が血中に入り込まなければ、皮膚にまで運ばれずに済み、炎症や痒みがおさまるはずですよね!
つまり、肌の内側で炎症が起きなくなり、痒みが減っていきます。
腸壁を修復すればアレルギーが起こるのを防げる、というのはこういうロジックなんですね。
そして、腸壁を修復するために必要なのが【L−グルタミン】なんです。
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「L-グルタミン」とはどんな栄養素?
L-グルタミンはアミノ酸の一種です。
私たちの体に一番多く存在する「非必須アミノ酸」で、主に筋肉や血液の中に大量に存在しています。
体内でも合成されるので「非必須アミノ酸」に分類されていますが、風邪をひいた時や疲労を感じた時、運動をした後など、体にストレスがかかっている時は大量に消費されてしまうため、食品からも積極的に摂取したいアミノ酸となります。
「グルタミン」「グルタミン酸」色々あるけど?
よくサプリメントを調べていると「L-グルタミン」「グルタミン」「グルタミン酸」などとイロイロ出てきますよね。
この違いについて簡単にご説明しておきますと・・・
「グルタミン」
■性質・機能など
・非必須アミノ酸。体内で生合成されたり、食物に含まれる。
・筋肉や血管、内臓に存在する。
■含まれる食品
・チーズ、卵、肉類、魚介類など
■もっと細かい分類
・アミノ型によってL体、D体に分けられる。
・L体のグルタミン「L-グルタミン」は天然のもの。
・D体は人工的に作られたもの。
「グルタミン酸」
■性質・機能など
・非必須アミノ酸。小麦や大豆に多く含まれる。
・リラックス成分「GABA」の原料となる。
・即戦力となるエネルギー補給に適しており、脳内の興奮系の神経物質としての働きがある。
■含まれる食品
・日本食のだしの成分で、昆布のうま味成分とも呼ばれている。
・昆布、わかめ、大豆、小麦など
■もっと細かい分類
・「グルタミン酸Na(ナトリウム)」はグルタミン酸を人工的に合成させたもの。
・過剰摂取や過敏症の人が摂取すると手の痺れ、頭痛などが起こることがある。
どちらを摂ればいいの?
つまり、どちらも体の健康維持には必要なアミノ酸なのですが、とくに傷ついた筋肉や細胞を修復するには「 L-グルタミン」を摂取することが有効と考えられています。
トレーニングや水泳、リフティングやマラソンなど、筋肉が傷ついた後に飲むと、強力に修復してくれ、翌日の疲労を大幅に回避することができます。
グルタミンは体の至る所でストック&消費されるため、大量に摂取しても害が少ないといわれており、アスリートやワークアウトを頻繁にする人から絶大な指示を受けているそうです。
富士山など国内外のトレイルランニングを楽しむ友人も、Now社のカプセルを飲んでいます。
「L-グルタミン」の体内での機能をもっと詳しく解説!
「L-グルタミン」は、数あるアミノ酸の中でも、とくに「リーキーガット症候群」を治癒するのに適しているといわれています。
その理由として、L-グルタミンの特徴は下記のように挙げられます。
L-グルタミンの機能
- 食物の消化・吸収を助ける
- 血中に乗って脳、筋肉へ届き栄養となる
- ガン、高血糖症に効果があると期待されている
- 免疫機能アップが期待されている
- ストレスや疲労を心身ともに打ち消してくれる
- 脳のシナプスの働きをサポートする
すごいんですよね〜Lグルタミン!
このうち、特にアトピーのお肌をするにはこんなことが期待できます。
アトピーに関係しそうな効果は?
L-グルタミンを摂る事で期待できそうな効果のうちアトピーに関係しそうなのは、腸の壁がボロボロに空いてしまったところを「バンドエイド」のようにカバーしてくれる点、周辺の細胞の解毒機能を向上してくれる点です。
リストにするとこんな感じです。
- 小腸の傷を修復するための栄養となり、腸の健康を改善
- 腸壁が壊れるのを防ぎ、「バンドエイド」のような働きをする
- 下痢や腸敏感症を治し、腸内環境を整えることにより免疫機能のアンバランスを治す
- 細胞の解毒機能を向上
- 糖やアルコールへの依存を食い止める
さらに、脳に働きかけて、アトピーの大敵である「糖やアルコールへの依存」を防いでくれる点(糖はカンジダ増殖の原因となりうるので、カンジダ対策としても有効と推測されます)。
これがL-グルタミンのアトピーへ期待できそうなメリットですね。
アトピーはいつも何となくダルい…そんな症状にも
L-グルタミンは、腸の消化を助け腸壁を修復しますが、効果の範囲はこれだけではなくもっと広範囲にわたります。
体内の遊離型アミノ酸の60%がこのグルタミンなので、基本的に体のほとんどの細胞を修復してくれる作用があるんだそうです。
どういうことかというと、たとえば普段の生活の中で、疲れやすい・だるい・朝がつらい等といった体の基本的な不調があるなら、これも癒してくれます。
ジムトレーニングをする人やアスリートの人の間ではL-グルタミンは必須のようで、運動後に飲むと筋肉のダメージや翌日の筋肉痛、疲労感を改善できると評判です。
私は授乳期の体力低下対策にアリナミンなどのビタミンB群を多く含む製剤を飲んでいました。とにかく栄養が足りなくて疲れやすく、毎日の生活もままならなかったためほぼ毎日飲んでいました。
アリナミンを飲み忘れると「揺り戻し」の症状が出てしまい、常用する前と比べて「より疲れを感じやすい」体質になっていくのを感じました。
そんな時に知ったのが「L−グルタミン」でした。
L-グルタミンを飲んだ翌朝はもちろん元気になれるのですが、摂取しなかったときの揺り戻しはほとんどなく、基礎的な体力が向上したように感じました。
体験から感じたことは、「揺り戻しが少ない」こと。
揺り戻しが少ないということは、単なるその場しのぎではなく、体の機能を根本的なレベルから修復していることの裏返しと思います。
ただ、毎日消費されてしまうので、不足しないように食事で意識して補うようにする必要もありますけれど。
実際に、L-グルタミンサプリで集中的にリーキーガットを治した後は、乳酸菌とビオチンサプリだけでも体調が良い状態をキープしやすくなる感じがしています。
私自身、半年間で集中的にトータルケアをして体質改善をした後、アトピーの痒みがなくなりました。
アトピー闘病中は1000mgを2粒飲んでいましたが、今は健康維持を目的として、1000mgを1日1粒だけ飲んでアトピー再発を防ぐことに成功しています。
L-グルタミンは食物では摂りきれない?
これほどまでに健康に良いなら、サプリじゃなく、食べ物でも摂りたいものですよね。
グルタミンは、鮭やマグロ、鶏肉、大豆製品などのたんぱく質食品に多く含まれています。
しかし、グルタミンは天然魚には多く含まれているのに養殖魚には少なかったり、牛肉も牧草育ちでないと多く含まれなかったりと、じつは個体差が激しいという話があります。
野菜では白菜やほうれん草にも多いのですが、加熱してしまうと成分が壊れるため、期待するほど吸収はしづらいのかもしれません。
また、グルタミンは本来、たんぱく質を含む食物に多く含まれる傾向がありますが、これも落とし穴。
グルタミンを摂りたいからといって「肉」を沢山食べるとアラキドン酸が多く生成されてしまい、アレルギー症状を悪化させてしまうというデメリットが懸念されるからです。
たんぱく質の摂り過ぎは消化に悪く、腸で腐敗し、結果的に悪玉菌を増やしてしまうデメリットもありますので、やはり食べ過ぎには気をつけたいですね。
参考:10 L-Glutamine Benefits Leaky Gut & Metabolism
L-グルタミンは体内で常に不足しやすい
L-グルタミンは血中の30-35%を占めています。
そして、筋肉の修復、傷ついた細胞の修復、体のあちこちで沢山使われます。
そのため、体内では常に不足しやすいとされています。
また、アトピーのストレスや睡眠不足によってもグルタミンはどんどん消費されていきます。
アトピーやリーキーガットで腸の働きがとても弱くなっているときは、栄養を吸収しずらくなっていると考えられていますので、
「健康な人が、健康を維持するために必要な量」よりも、実ははるかに多くを摂らないといけない。
だから、アトピーは特に、L-グルタミンをサプリという形で効率的に摂ることが必須になってくるというワケ!!
L-グルタミンサプリの最適な飲み方(for アトピーケア)
もはや最強の腸内ケアとも言えそうなL-グルタミンサプリ、いちばん効果の高い飲み方をしたいですよね!
ベストタイミングとアトピーケアを意識して飲む時の量についてご説明します。
L-グルタミンサプリを飲むベストタイミング
L-グルタミンサプリは体の筋肉や細胞を修復してくれる働きと、更にリラックス効果も高いです。
1日1錠から始めるなら、【夜寝る前】 に飲むのがベスト。
コップ1杯のお水と一緒に飲むのが理想的です。
L-グルタミンサプリは通常ではパウダータイプのものが多く売られていますが、パウダーはハッキリ言って・・・かなり美味しくない!!!です。
しかもザラザラしているので、寝る前には飲みづらかったです。
別のページにも書きましたが、パウダーは日中にプロテインシェイクに混ぜて飲むようなアスリートの方じゃないとキツいのではないでしょうかね。^^
また、パウダーはパウチが大容量で使いづらいのもデメリットでした。^^;
それに対して、アトピー・リーキーガット対策目的の場合は、アスリート並に1日に何gも飲むわけではなく、カプセル1、2粒でいいので、保管しやすく・飲みやすいカプセルタイプの方がオススメです。
アトピーに必要な量は?
重量アスリートに対しては1日2〜5gを1日2回、最大1日10gまでと言われていますが、私は重度アトピーだったころでも、1,000mgを寝る前に1錠飲むだけでも、わりと効果がありました。
ご参考までに、今回の必要量の元になった情報を引用しておきますね。(^^)
How Much to Use
Typically, the best dosage is between 2 to 5 grams twice daily, and up to 10 grams daily for serious power athletes.
ーー10 L-Glutamine Benefits Leaky Gut & Metabolism
成人の場合、1日10,000mgを上限として、2,000mg〜5,000mgを飲む、とのこと。
なお、この量は体重60kgの成人を想定していますので、ご自分の体重に合わせて計算してみてくださいね。
例えば、45kgほどの方なら1日1.5g〜3.75gとなります。
体重45kgの人が1,500mgのサプリを飲むなら1粒500mgのものw1日3粒となりますね。
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まとめ: リーキーガットの腸壁修復、本気出していこう!
いかがでしたか?
今回はグルタミンというちょっと耳慣れないサプリをご紹介しました。
色々とお伝えしてしまったので、最後に要点をまとめますと・・
- 小腸の傷を修復するための栄養となり、腸の健康を改善
- 腸壁が壊れるのを防ぎ、「バンドエイド」のような働き
- 下痢や腸敏感症を治し、腸内環境を整えて免疫機能のアンバランスを治す
- 細胞の解毒機能を向上
- 糖やアルコールへの依存を食い止める=糖をエサとする悪玉菌の増殖を抑制
こんな感じですね。
ロジックはこの通りなので、腸壁ケアを始めたい方はおトク情報をチェックしてみてください^^
L-グルタミンサプリのおすすめメーカーはコチラのページで詳しくご紹介しています。