お子さんの長引くアトピーやアレルギーのムズムズ・・・辛そうにしている顔を見ると、なんとかしてあげたいですね・・・(><)
お薬を塗っても改善が鈍いなら、体の内側からバランスを整えるといいでよ。そこで役立つのが、ビオチン療法です。
ビオチン療法に必要なのは
【①ビオチン、②乳酸菌、③ビタミンC】の3つで、このうち今回は【ビオチンサプリ】について子どもに与える時の考え方・注意点などをご説明します。
うちのアトピーっ子は、ビオチン療法が定着してからかなりアレルギーの揺れ幅が狭くなったな〜と感じますが、じつは、ビオチン療法を始めたばかりの頃は民間療法の情報しかなく、子供に合ったサプリをうまく選べずに不安でした。
なので、これからなるべく子供の体に負担にならないようにビオチン療法を進めていきたいと思っている方に向けて、この記録を残しておきます。
【CHECK!】この記事はこんな人向けです
- 子供にビオチン療法を試してみたいと考えている
- 他に薬を飲んでいない(飲んでいる場合は主治医に確認を)
- 年齢が2歳以上のお子さん
>ビオチン療法とは
子供用ビオチンサプリの用量の目安
まずはじめに、目安量の考え方から。
ビオチンの子供用の用量は、大人の摂取目安量から体重をもとに算出します。
民間療法のサイトの情報はちょっとバラバラなのですが、だいたいどこのサイトもこんな感じです。
- ビオチン 5,000mcg
- ミヤリサン 40g
- ビタミンC 350mg
ただし、民間療法で推奨されているビオチンの量は、通常の処方量よりもかなり濃度が高いので注意が必要です。
どういうことかというと、
民間療法の大人のビオチン療法では、1日10,000〜20,000mcgを飲むのを推奨されているのに対し…
処方情報では、目安処方量は1日500〜2,000mcgとなっているからです。
(参照:**ビオチン散0.2%「フソー」|医薬品医療機器総合機構)
民間療法と医師による処方にはこんなに差があるんですよね。
大人なら良いですけど、子供にはちょっと怖い感じかも、なんて。
(私はガッツリ1日20,000mcg飲んでいても大丈夫でしたが、まだ小さな子供には不安、という意味です。もし副作用などがあっても、子供が小さいうちは体調の変化を上手に伝えることができないですしね。)
処方のビオチンと民間療法との目安量(比較表)
ご参考までに、ビオチン剤の処方情報を引用しつつ、以下に民間療法との目安量を比較してみました。
体重 | 処方量(半端な数字は切上げ) | 民間療法(参考) | ||||||
60kg | 1日に500〜2,000mcg | =朝晩 各250〜1,000mcg | 1日に10,000〜20,000mcg | =朝晩 各5,000〜10,000mcg | ||||
30kg |
1日に250〜1,000mg | =朝晩 各120〜500mcg | 1日に5,000〜10,000mcg | =朝晩 各2,500〜5,000mcg | ||||
20kg | 1日に170〜660mcg | =朝晩 各85〜330mcg | 1日に3,333〜6,666mcg | =朝晩 各1,666〜3,333mcg | ||||
10kg | 1日に85〜330mcg | =朝晩 各42.5〜165mcg | 1日に1,666〜3,333mcg | =朝晩 各833〜1,666mcg |
これはあくまでネットに掲載されている処方情報との差なのであくまで参考までに考えていただきたいのですが、
こうして見ると、乳幼児だと処方では最低85mcgなのに対し、民間療法では最低1,666mcg。かなり差がありますよね。
ビオチンは水溶性ビタミンなので余った分は体外に排出されるものですが、だからといって摂りすぎも良くありません。
多い分だけ、薬に含まれる添加物も一緒に摂ることになりますからね。
なので、成長過程にある子供たちにはなるべく「安全策」を取った方が良いと思うワケなんです。。^^
ビオチン目的でどんなサプリを子供に与えるか?
それでは、子供に与えることのできるビオチンサプリにはどんなものがあるでしょうか。
じつは、残念ながら、子供用のサプリはビオチン単体はアメリカでも日本でも製造されていません。
そこで、「代替案」が必要になってきます。
私が考えたのは以下の2つの方法でした。
- 大人用のビオチンサプリを用量換算して与える
- ビオチンの入っている子供用サプリを与える
ただ、これは私の勝手な意見なのですが、お子さんには大人用のサプリはあげない方が良いと思います。
製造過程や添加物などが、大人用のサプリと子供用のサプリでは異なる場合があるからです。
事実上、体重換算をするだけの処方薬もあるという話を小児科医から聞いたので、私も当初は大人用のビオチンサプリの中身を開けて子供に与えていました。
けれど、途中で「子供は大人のミニチュアではない」ということを知って、ビオチンの入っている子供用サプリをあげるという方向へ修正しました。
子供にはやっぱり子供用に作られたサプリをあげるのが一番じゃないかと思います。
ビオチン配合の子供用サプリとは
ビオチン単体ではありませんが、子供用の「マルチビタミン・ミネラル」なら子供にもストレスなく美味しいものが多いのでオススメです。
マルチビタミン・ミネラルのサプリには様々な栄養素が配合されています。
マルチサプリを飲むことには、色々なメリットがあります。
- マルチビタミン・ミネラルが吸収しやすい比率でバランスよく配合されている
- 「キッズサプリ」として開発され、ラベルで栄養充足率が確認できる
- アトピーのないきょうだいも一緒に飲めるから「病気だから飲む」のではなく「一緒におやつを食べる感覚」で続けられる
- 「お肌やお腹、体の調子が悪い=栄養失調」とも考えられるので、栄養補給の観点でもメリット
メーカーによってはミネラルがとても豊富で、飲んでいるうちに便秘がよくなってしまったようなケースもあります(個人の感想です^^)
こういった理由から、私は子供たちには「手軽に食べられるキッズ用のマルチビタミン」を選んでいます。
まとめに
今回は、子供にビオチンという栄養素を与える時の考え方や注意点などをまとめてみました。
細かい話ですが、毎日積み重ねることで変わっていくモノですし、毎日飲ませるなら、なるべく安心なものを飲ませたいっていうのが親ゴコロですよね・・・。^^
キッズ用マルチビタミン・ミネラルのサプリは結構色々な種類があって、最初は子供の味覚に合わないものばかりでかなり苦戦しました・・・。
うちの子も、ほとんど食べてもらえず、親が仕方なく食べてばかりいました(涙)
また別のページにオススメできるサプリをまとめていきたいと思いますので、あわせてチェックしてみてください♪