こんにちは!アトピママです。
このサイトでは、ステロイドを極力使わないでアトピーを改善するために
【3 Elements = 3つの要素】を改善するのがポイント!
ということをお伝えしています。(^^)
この3つの要素のうち、今回は、「食事療法の考え方=【食養生】」について。
もくじ
【アトピーのための食事療法】って本当に必要なの?
私がこの食事療法の考え方【食養生】を知ったきっかけは、漢方内科で診て頂いていた中医師の先生からの教えでした。
この医師は中国本土でいくつもの中医学を専攻され、認定医としてご活躍されていたのがとても印象的。
ステロイド否定派で、私は当時生後半年の子供(アトピー)を連れて通院していたため、食養生についてよく教えていただく機会がありました。
その教えにとても深く共感し、この考え方をもとに生活環境を整えるよう努力したところ、徐々にですが体が強くなり、冷えていた手足にもぬくもりが戻ってきました。
漢方自体は残念ながら著効はなかったのですが、この「食養生」を日常に取り入れることで、今は健康的な食生活を送ることが習慣化していて、子供達も風邪を引く頻度が減り、とてもありがたいと思っています。(^^)
アトピーを4年間で治してきた結論から言います。
サプリ療法は、絶対必要です。
でも、それと同時に、食養生を少しずつ気をつけると、もっと良いですよ。
反対に、サプリを飲んでいるからといって、食事内容があまり良くない日が続くと…
やはり体調が崩れやすくなりますので、気をつけていきましょう。というハナシです。(^^)
食養生の考え方は、きちんと病気と向き合って、体の声に耳を傾けるスタンスありき。
なので、あなたがご多忙だったり、「手軽さ・即効性」を求めたいなら、
サプリから手軽に始める方法をオススメします。
▶参考: アトピーのためのサプリ記事一覧へ
食養生は心に余裕が出来て来たら徐々にでもいいかなーなんて、実はユルい感じでオススメしてます。(^^)
情報を活かすも殺すも、その人次第です。
大事なのは「常に心がけて実践を続けられるかどうか?」。
「まーいっか、今日ぐらいは」といつも通り過ごしてしまうと、数ヶ月後の結果は大きく分かれていくのだと思います。
私自身がそうでした。
知ったかぶって、適当に生きてきて、アトピーが治るまでに4年もかかってしまいました。
ですので、あなたが今からアトピーを治したい!
今度こそ、体質改善がんばるぞ!!って思っているなら、ぜひ覚えてくださいね(^^)
「アトピー性皮膚炎」は病気であるという認識
アトピーなのに、病状が皮膚だけだからって、体は結構動けるからって、無理を続けていませんか?
「アトピー性皮膚炎」は「病気」の状態。
「風邪」と同じなんです。
体が疲れると、その疲れが「皮膚」に出ている状態なんですよ。
風邪をひいたり疲れやストレスが溜まると、必ず持病が悪化するケース、心当たりはありませんか?
風邪をひくと、あまり関係ないのに鼻が弱い人は鼻炎になり、お腹が弱い人は下痢、体が凝り固まってる人は頭痛が発生します。
アトピーも同じ状況です。
「体にアトピーが出ている時」は、体からSOS信号が出ている時です。
いわば「熱の出ない風邪」のようなもの。
巷には「アトピーには適度な運動が必要」とか、「半身浴で汗をかいて痒みを解消」とか、色々な治療法があり、考え方は人それぞれなのですが、
「アトピーは病気なんだから、病人は無理しちゃいけダメ!ゆっくり寝なさい!」というのがこの教えです。
これ・・・ なんだか、「睡眠不足はアトピーを悪化させる」というロジックと似ていると感じませんか?
すべてがリンクしているから、体って良く出来てるな〜と思います。(^^)
▶参考: 「リラックス&睡眠」の記事
体の自己治癒力を回復させる「食養生」の考え方を取り入れるとアトピーの治りが早まる
食養生について解説します。
食養生は中医学(中国漢方)の考え方に基づいています。
欧米式の「カロリーや栄養素の計算」ではなく、
食べ物の持つ「味と性質」から食事を考える。
これが、食養生の基本です。
食材には5つの性質があります。
■食材の性質
「五性(温性・熱性・寒性・涼性・平性)」
「五味(酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味(かんみ=塩分))」
これらの様々な特性を季節や体調の変化に合わせて取り入れることで、食事から身体を整えることができるのです。
ただ、これを覚えて完璧に実践するのはとんでもなく大変だそうです。なので、これを分かりやすく例えると、
五性=体を温めるか冷やすか。
五味=しゃきっとする味か、まろやかな味か。
こんな感覚です。このバランスがとれているのが体に良い状態。
具体例でいうと、たとえば
■夏の暑い時期には…
「涼性」のきゅうりやトマト、茄子を食べると、体にこもったほてりを冷まし、体内のバランスを調整することができます。
■冬の寒い時期には…
「温性」のしょうが紅茶を飲んだり、かぼちゃの煮物を食べると、寒い時期に不足する「熱」を食物から取り入れることができ、体内の温度を適温に保つ事ができます。
つまり、
季節毎の旬を意識しながら食材を選べば、
必然とその季節に合ったものを摂ることができるんです。
現代はなんでもスーパーで売ってますから「旬」には鈍くなりがちですが、「旬」にアンテナを合わせておくとカラダがに負担がかからないので、良いことづくめですよ♪
MEMO■レトルトでも「四季」に合ったものを選ぼう!
忙しい私たちはついつい「レトルト」とか「ファストフード」で済ませてしまいがち。
確かに手作りしないと「食材は何が入っているのか?」が今ひとつ実感が湧かないものですが、たとえレトルト食品でもコンビニ弁当でも、出来ることはたくさん!
「にんじん、ねぎ・・。あっ!コレは体を温める食材で、βカロテンが豊富!コレにしよう♪」
こんな風に食材を確認してみると、栄養の吸収がぐっと良くなるというデータがあります。
これを「プラセボ効果」といいます。(^^)
また、お食事自体を楽しむというのもの、栄養吸収効果をあげるポイント。
一つ一つの食材に感謝し、栄養分を余すところなくいただきたいものですね。(^^)
食材だけでなく、調理方法を考えることも大事
調理法も大事です。日本人は日本の食環境があります。
言わずと知れた健康食、和食♪♪
油をあまり使わず、体に良いですよね〜。病人にも食べられる消化に良いものが多いです。
鶏肉からにじみ出る油だけで作る筑前煮なんて最高。(*^^*)
副菜も、常備菜として長く保存できるレシピが多いですし、栄養バランスも参考になる事が本当に多いです。
ですから、アトピー性皮膚炎が出ているような「病人」は、食べるものも体にやさしいものを選んだ方が賢明といえます。
だって、風邪引いてるのにフライドチキンなんて食べる人いないでしょ・・(^^;;;
鶏のささみをほぐしたおかゆとか、梅のおかゆとか・・・
そういう消化に良い物を食べるますよね・・・
それだけ体は実は弱っているということです。
アトピーは毒素が皮膚から出てるから体内は結構元気で、なまじ動けてしまう。(※体質や重症度によります)
しかも、アトピーの状態だと皮膚の代謝にかなりのエネルギーを費やすのでお腹がすきやすいんですよね。
腸内環境も悪いから栄養吸収がヘタで、沢山食べてるのに栄養失調、というおかしな事が起きるんです。
だからこそ、栄養の吸収率や、食事の質もきちんとコントロールしたいものですね。
油をコントロール「アブラマネジメント」!!
私が目標にしてる海外セレブの「ミランダ・カー」がCMで言ってますよね〜。
ミランダ、かわいい〜(*^^*) あんな風になりたいって心底思ってます。
思うだけはタダ。(@〜@;;
私は、今迄いろいろな食事療法を行って来て、一時期、半年間くらい「食事&サプリノート」を取っていたのですが、その結果、
アトピーなどのアレルギーに、油の量(摂り過ぎ)は絶対に関係してるって本気で思います。
成人の1日の基準摂取量ですが、動物性脂肪については、肉・魚関係なく、1日あたり100g程度が目安の摂取量です。
そして、例のミランダ・カーが片言の日本語でアピールしてましたが、
食用油の1日あたりの摂取量は、20〜30g程度です。
油料理の代表・「揚げ物」ではどのくらい油が含まれるのかというと、たとえば唐揚げ1個には大体3〜5gぐらいの油が含まれるそうです。
4、5個食べたらもうアウトですね・・・笑
しかも、皮つきの鶏もも肉だったら、動物性脂肪も多いので一体どれほどオーバーするのか(TT)
それなら、細かい事考えずに、油をとことん減らせばいいのでは?
と思うでしょうけど、そうもいきません。
油を極端に減らすと、体の細胞から油分が不足し、「しなやかさ」が失われていきます。
体の細胞の「しなやかさ」が無くなると、どんな健康被害が起きるか?
血管が切れやすくなったり(脳卒中)
脂溶性ビタミンの吸収が悪くなります。特にビタミンAは油と一緒に摂る事で吸収率が3倍にもアップすることが分かっています。
たとえば同じ人参を食べても、生のままでは3分の2は吸収されないで排泄されてしまう。
というわけで、油、摂らなすぎも良くないですね。ここが難しいところです!
ちなみに、ビタミンA, C, Eは脂溶性ですので、先ほど例に挙げたビタミンAを多く含むにんじんは、生でいただくならえごま油を使ったドレッシングをかけたり、ごま油で炒めたきんぴらにする事は理にかなっています。
油を必要以上に減らすと、本当にお肌がカッサカサになりますから注意が必要です。
足りなくても多すぎてもダメってことです。
これは食養生の考え方の基本でもあることです。
大事なのは、すべてバランスが取れているかどうか?です。
甘めの魚の煮付けに、ほうれん草のおひたしと梅干しの塩分でバランスを取る。
洋食なら、たとえば肉の「熱性」にコールスローの「寒性」をつけ合わせとか。
こういうイメージなら実践しやすいのではないでしょうか?
アレルギーのメカニズムを中医学的に一言でいうと「体からのSOS」
これは冒頭でお伝えした事と重複しますが、漢方内科の先生がよく仰っていることで本当に大事な考え方なので
この貴重な教えを、先生の口調そのままに再現してみます。
アトピーやアレルギーはね、体からのSOSです。風邪と一緒です。
風邪で熱が出たら、お仕事だって休むでしょ?消化機能が弱まっているんだから、おかゆや消化の良い物、温かい飲み物を飲んで、体を休めるでしょ?アトピーだって、本当はそれと同じように対処しなくちゃいけないんですよ。
体を休めて栄養のあるものを食べて、ぐっすり寝る。(痒みで眠れないなら、頓服としてザイザルを飲むのもおすすめ。)
そうしているうちに、体の自己治癒力はみずから高まってきます。体の自己治癒力が病気のパワーに勝てれば、アトピーも自然と良くなるもんです。
なんだか、これを聞くと気持ちがスッキリしませんか?
私は、あれこれ悩みすぎて、色々やってみたのにアトピーが全然改善されずに(むしろ悪化していました)とても落胆していた時にこの考え方に出会いました。
アトピーに関して調べものをしていると、「アトピーはプラスケアではなくマイナスケアなんだ」という治療法を唱えているサイトを見ることがよくありますが、ある意味本質を突いていると思います。
体の機能の不摂生が招いている病気なら、不摂生を元に戻せばいいんですよね。
アトピーの食養生、まとめ。
ステロイドなしでアトピーを治療するために、何が必要か?というのは皆が知りたいことだと思います。
ですが、その答えは、あなたがすでに知っていることだった・・かもしれませんね。(^^)
知っているけど、実践していないだけ。そんなこと、アトピーには多いのかも。
私がオススメしている【3EAC】も、ステロイド許容派です。
じつは「金の卵」のような話ではないんです。
そもそも、「アトピー」という病気自体、体が良くなる方に働いている現象だと捉えるだけで、悩まなくて済みます。
皮膚の状態は悪いけど、体全体では「改善」しているんだ・・と。
あんまり言うと、とんでもない民間療法みたいになってしまうので、やめときますけど(^^;
そんな体の治癒力を高める治療法についてのお話でした。
参考になれば嬉しいです!