睡眠不足が重なると、必ずアトピーが悪化する・・
クタクタに疲れてたはずなのに、夜ベッドに入ると痒みスイッチがオンに・・
まったく寝付けずに1時間、2時間とどこもかしこも掻きむしってしまう・・
アトピーが酷い時はただでさえリラックスできない状態なのに、夜になると猛烈な痒みが襲ってくるのでなかなかぐっすり眠れないですよね。
けれど、アトピーを悪化させないためには、睡眠はかなり重要ですので、なんとかして寝ないとダメ!本当にダメです!!!
今回は「夜ムズムズするアトピーの痒みを少しでも減らすリラックスができる方法を3つ」お伝えしたいと思います。
アトピーの痒みでイライラしがちな毎日に、少しでもリラックスできるよう実践してみていただけたらと思います。^^
もくじ
①どうしても掻くのがやめられない時は、手を患部から引き剥がす!
ベッドに仰向けになったとき、痒くなりやすいですよね。
ちょっとだけポリポリのつもりで始めたのに、気づいたら止められない・・・(あ〜〜気持ちいい・・・。)
なんてことにならないように、痒いと思ったらすぐに、手を強制的に肌から離して、コレ↓やりましょう。
- 両手を患部から離して、息を大きく吸いながら、両手を上にあげる。
- 両手を大きくパー!!と開く。
- 手を上げたまま、ブラブラ〜っと軽く震えさせる。このとき呼吸はゆっくりと、深呼吸を続ける。
- 痒みが戻ってしまったら、手を一度下ろしながら息をゆっくり吐きます。
- そしてもう一度、息を深く吸いながら手を上げて、ブラブラ〜を繰り返します。
手をパー!のポイント
アトピーを長く患っていると、すでに「かきむしること=気持ちいい」と脳みそが覚えている(「報酬系」と呼ばれる脳内伝達物質が出る=掻くと幸せになれると脳が考えている)と言われています。
そのため、少しでも痒みや精神的にストレスを感じると、無意識に快楽(かきむしる方)へと引っ張られてしまいがち。アトピーの掻破行動(そうはこうどう)とも呼ばれています。
夜かきむしり始めると手が止められなくなるのは、脳みそが制御不可能だからなのです。
眠りに向かう意識の中でボリボリと肌をかきむしることが、あなたの脳みそにとって幸せなことなんです。
けれど、この「かきむしる」という行為をまずはストップしないことには、アトピー改善は始まりませんよね。
「かきむしる」行為を止めるには、もっと「大きな動作」で紛らわせるのが一番。
つまり、手を大きく上げたり、深呼吸をしたりすることです。大きな動きをするので眠気は吹っ飛びますけど、かきむしって血だらけになるのは防げます。
この体操は完全に私が自己流でやっていたものなので効果は人それぞれだとは思いますが、うちの上の子(当時3歳)はきちんとできていて、痒みを紛らわせる時によくやらせてましたよ。(^^)
② それでも痒いなら「あいうべ体操」!疲れてあくびが出るまでやる!
「あいうべ体操」はご存じの方も多いのでは?!
疲れてあくびが出るまで・・・は少し言い過ぎですが、その位、大事な呼吸法です。ぜひ覚えて下さいね。(^^)
やり方は以下のとおり。
- 大きく息を吸って・・
- 大きな口を開けて、息を吐きながら「あーいーうーべーーーーーー」と言う。
- 「あ」の口は、大きく開ける
- 「い」も、口の端まで大きく
- 「う」は、思い切り口を尖らせて
- 「べ」で「あっかんべー」のように舌を大きく出す。べーの口の形のまま、息を吐き切る。
- 息を吐き終わったら、また繰り返す。
これは、普段、不健康な方が陥りがちな「口呼吸」を「鼻呼吸」に矯正するための体操で、「みらいクリニック」の今井一彰院長が考案されました。
私はこの本を覚えて毎日実践しています。(^^)
>「あいうべ体操」に関連する書籍一覧
声は出しても出さなくてもオッケーです。
夜ベッドの中なので、家族と一緒に寝ている方は無音でやりましょう。ちょっとへんな感じですけどね・・・^^;
あいうべ体操は2歳〜できるのもメリット!
なお、この体操は小さな子供(2歳ぐらい)にも簡単に覚えられますので、お子さんがアトピーならぜひ教えてあげてみてください!
というのも、実は、うちの子供達の通う保育園で「あいうべ体操」を教えていまして、なぜか下の娘(現在2歳)も上手になっていました。(^^)♪
あいうべ体操を続けると口呼吸が鼻呼吸になるため、花粉症や鼻炎、アレルギー、アトピに良い効果があると言われています。
体を掻いている時・・呼吸、浅くなっていませんか?
痒みが強くて必死に掻いている時は、猫背だったり、呼吸が浅いか、ほとんど止まっていることが多いようです。
私の場合は、気がついたら息をずーっと止めてかきむしっていました。。。
なので、無意識に掻きむしっているときは要注意!あいうべ体操で意識的に呼吸を深くしましょう。
あいうべ体操を行うおすすめのタイミングは入浴中、1日30回・・・だそうですが、日中ももちろんOK、寝る前もOKです。
疲れるまでやれば良いと思います。疲れたらあくびが出て、そのあとはリラックスできますので。^^
ホント、すごい効果!ですよ。^^
ただの体操と侮るべからず!
③ 寝る姿勢は「シムスの体勢」+抱き枕で両手を固定
「シムスの体勢」ってご存知ですか?妊娠・出産経験のある方なら馴染みのある言葉ですが、知らない方は多いのではないかと思います。
こんな感じのポーズです。
これはお腹の大きな妊婦さん用のやり方ですが、普通の方のやり方はこうです。
- 左を下にして寝る
- 下にある左足はまっすぐ伸ばす
- 上にある右足は足の付け根から曲げて、膝も曲げてベッドの上かクッションの上に乗せる
- 抱き枕を挟むと疲れにくく、手も固定できる
ちなみに、シムスの体勢で調べると、下にするのは左右どちらでもOKとある記事がほとんどです。
基本的には左側が下です。心臓や血管(大動脈)、内臓の位置が理由となっているようです。
諸説ありますが、私はずっと左下にしてリラックスできています(^^)
ただし、アトピーの場合はずっと同じ体勢でいるとムズムズしやすいので、ほどよく交代するのもOK。
シムスの体勢のメリット
シムスの体勢のメリットはこんな感じです。
- 体勢を固定することでリラックスできるようになる。
- 片側の手を下に固定することで、容易にボリボリとかき壊せない状況になる。
私はそれまで仰向け派でしたが、仰向けになると両手が自由に動かせるので搔き壊し放題、背中も蒸れてムズムズしましたが、それが解消されましたよ〜!
また、アトピーの方はうつ伏せ派が多いと聞きますが、うつ伏せだと顔がムズムズするし、ダニなどのアレルゲンを吸い込みやすくなるのでオススメじゃないですよ!シムスの方が苦しくないし首も楽ですしね。
顔にアトピーがある場合は、うつ伏せは完全に不可能ですので、顔のアトピーにもお薦めです。
背中も、ベッドとの接地面が少ないので蒸れにくいですよ(^^) ※ほどよく寝返りをしましょう。
「抱き枕」超オススメです!
私はアトピーが酷い時は抱き枕を使ってかなり助けられました。
抱き枕を使うと、「しがみつくことで精神的にリラックスできる効果」がハンパなく得られてオススメです!!
中の詰め物がソフトビーズのもの、ポリエステルわたのものなどがあります。
個人的にオススメなのは、カバーを外せて洗えるタイプ(オーガニックコットンが理想)の抱き枕です。
肌に直接触れるものなので汚れやすいため、クッションと一体になっているものではなく、カバーが取り外せるタイプが気持ちよく使えますよ〜。^^
↓こういうやつね♪
抱き枕は大きいものであればあるほど体を支える点が増えます。大きいものの方が疲れにくく、リラックス効果・安眠効果が期待できますので、イロイロ探してみてくださいね♪
夜のリラックス法・まとめ
今回は、夜眠れない時に試してみていただきたいリラックス法を3ステップでご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
さいごにざっと、まとめたいと思います。
- かきむしってしまう時は、手を患部から引き剥がす
- 眠たくなるまで「あいうべ体操」
- シムスの体勢&抱き枕を使う
あなたの安眠の一助になれば、とっても嬉しいです。(^^)
それでも眠れないときはサプリに頼るのも手
もし、これでも眠れないほどに痒みが強い場合は、もう少し強力なサポートが必要かもしれません。
私は毎晩痒みで眠れず、睡眠時間が2時間しかとれないほど痒みがひどかったとき、「アレルナイトプラス」というサプリを飲んで不眠症を解消できました。
アレルナイトプラスにはぐっすり休むことができる「安眠ハーブ」が入っています。
眠れないほどひどい痒みに悩んでいるなら、このサプリを試してみることをオススメします。
>アレルナイトプラスを1ヶ月飲んでみた手湿疹の写真
*お役立ちリソース集*
今回の記事の関連情報をまとめておきました。
●あいうべ体操について
自律神経を整えて病気を治す!口の体操「あいうべ」(綴込付録)
●シムスの体位について
リラックスできる!妊婦さんに支持される「シムスの体位」って?-NAVERまとめ
●人気の抱き枕をチェック
楽天ランキング上位の「抱き枕」を見る
アマゾンで「抱き枕」を検索
●レム睡眠を長くできる安眠サプリ
アレルナイトプラスの1ヶ月レビュー(1ヶ月で手湿疹の水泡が少なくなりました)